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笹原留似子の「おもかげ復元師」を読みました

笹原留似子の「おもかげ復元師」を読みました。

おもかげ復元師は死化粧などを含め、亡くなってしまった人を生きている時の状態に戻す仕事をしている人です。

私はエッセイをあまり読まないのですが、涙なしには読めない本でした。

おもかげ復元師は前記の通りの仕事をしている女性のエッセイです。

最初の娘と孫が亡くなってしまった男性が、骨壷を持って、孫を高い高いする話で初っ端から泣かされました。

いくつか前置きがあった後、東日本大震災での活動について書かれています。 東日本大震災では目立たないところで、このような仕事が必要とされていたことしりました。 ボランティアにも色んなものがあったと思いますが、やはり生前のおもかげを取り戻すことによって、家族の悲しさや悔しさが良い形で消化され、見送れるのだなと思いました。

私も昨年、祖母を無くしましたが、お通夜の時に死化粧をしてもらいました。 初めてみる死化粧にどんなことが始まるんだろうと内心ドキドキしましたが、だんだんと生気が戻るような顔つきに祖母が変わった時は感心しました。 祖母が喜んでいると言うことも、勿論思いましたが、それよりも叔母が涙しながら嬉しそうにしていたのが印象的でした。

少し重い内容もありますが、ぜひいろんな人に読んでほしいと思った本でした。

([さ]7-1)おもかげ復元師 (ポプラ文庫)

([さ]7-1)おもかげ復元師 (ポプラ文庫)