綾辻行人の「殺人鬼 ‐‐覚醒篇」を読みました

綾辻行人の「殺人鬼 ‐‐覚醒篇」を読了しました。

この作品は表紙も目を引くものがあり、絢辻さんの作品だからなんかあるだろう…と思わせる本です。

キャンプに来た若者が皆殺しになる話です。(キッパリ) この作品はエゲツないほど、理不尽な暴力、残虐、殺人の嵐です。 無差別的で抵抗の余地なく無残に殺される生々しい小説、といえばそんな感じだしなのでしょうが、これ!という言葉が見つかりません。

やり方が実にエグい!理不尽! 残虐!暴力的!死ぬ死ぬ、そりゃー誰も助からないわ!という勢いのある殺人が繰り返されます。

最後に近づくに連れて、このキャンプ、なんかおかしいぞ…とだんだんと読者にも迫ってきます。

なるほど、こういう主旨のキャンプか……とほっとしても、またすぐ得体の知れない殺意が走ってくるので、逃げ切るように読むしかない!

スプラッタと生々しい殺戮シーンがあるので、苦手な人は注意です。 タイトルと表紙に惹かれるとエライ目にあいます。

ぜひ。

殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)

殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫)