麻耶雄嵩の「神様ゲーム」を読みました

麻耶雄嵩の「神様ゲーム (講談社文庫)」を読了しました。

初めて読む作家さんです。 以前から表紙とタイトルが気になって、読んでみました。

自称神様と名乗る少年と掃除当番の場所が一緒になった主人公。 神様の力が本物か試して、本物なんだ…と神様であるということを確信していきます。

一方で主人公は複数人の仲間と秘密基地で日がな遊びます。 その時、主人公の親友が秘密基地の外で殺されているのが発見されました。 秘密基地を作っていたのは同じ地区の子で形成されたグループで、親友は隣の地区の子だったので秘密基地グループには入れてもらえませんでした。 なんでこんなところで死んでるのか、トリックは?という推理要素もあります。

最後は主人公が神様にお願いして、天誅を与えてもらいます。 その描写が、スカッとするほどの表現で最高でした。 これは読んでからのお楽しみで!

最後のオチはちょっと賛否両論かと…。 オチというオチが書いてあるわけではなく、解釈によって、何通りかのオチを自分でつけるという感じです。 ここが読んだことある人同士で話せたら面白いポイントだと思います。

「さよなら、神様」という続編もあるので、そちらもご一緒に。

神様ゲーム (講談社文庫)

神様ゲーム (講談社文庫)

さよなら神様

さよなら神様

ぜひ。